人生100年時代の地域づくり
地域課題に目を向けて10年以上が経ちました。
見えてくることも少しずつですが増えてきましたが、
同時に課題解決の難しさについても知ることとなります。
例えば将来歳を重ねた時に「過ごしにくい地域」に若者は住まないという事です。
まさに人口が都市部に集中していることにもつながります。
さらに追い打ちをかけるのが仕事の選択肢の数や経済事情です。
さらに大都市や海外との差が開いていく中、
「人間性」だけでは未来は切り開けず、
人間相手に「能力」だけでも社会を変えるのも難しい。
これからの時代に必要な両方に磨きをかけながら、
つながりを通じて「参加したいと思えるような地域社会」をつくることが大切です。
将来の子供たちのためにも、「近い場所」「近い目線」で課題解決に向き合ってまいります。
地域が何世代も続く
まちづくり
暮らしの安全網と、豊かさを感じながら生涯暮らせるまちづくりを行います。
- ひとり親家庭、生活困窮者又はシニア向けの福祉住宅として、各町の中心部に存在する空き家、または集合住宅の空き部屋を行政が借り受け、市営住宅化を行う。
- 子育て世代等に向けて空き家物件の更なる流動化を図る。
- 働き世代だけでなく、歳を重ねても生涯住みたいと思えるような地域体制及びまちづくりを行う。
- 予防医療の促進
- 郊外地域の移動手段の確保など中山間地域の暮らしの確保を行う。
- 市内就職促進及び仕事づくりへの取組み
地域経済を牽引する
事業者の育成/拡大
現在の大きな経済課題は需要(ニーズ)の創出です。
東広島市「内外」に向けた更なる需要の創出・獲得を目指します。
- 行政にて海外展開向けのビジネスサポート部門を新たに設け、市内企業の海外展開を支援。
市外取引の拡大として地域商社の設立斡旋を図る。 - 産業構造の変革に備えて、成長分野への参入を促進。
次世代産業に向けた規制の緩和などを進める。
所得向上のため地域内経済が
循環しやすい基盤づくり
地方の経済問題は地域内のお金が流出しやすいことです。
そのため地元企業が提供している商品やサービスの拡大支援及び改善支援を行うと共に、地域でお金が回りやすいような仕組みづくりを行う。
- 販路開拓や競争力強化に向けた取組みの支援。
- 地域内取引が増える仕組みづくりを進める。
地域課題の解決を
後押しする仕組みづくり
複雑な要素が絡み合っている社会では、何が本当の問題なのかは会議室だけにいては分かりません。
現地での認識把握を行い、地域課題の提起から解決策を考え、実行するための体制づくりを行います。
- 担当業務領域に捉われず、中山間地域の問題を研究・調査し、課題解決へ向けた取組みを行う行政部門を設置。
- IT 部署との連携を図り、実社会の課題解決を目的としたIT システム開発に取り組む。
(例)地域通貨の発行及びアプリ開発など
地域人を育み支える
子育て政策などをより効果的にするため、市内就職につながる取り組みや、地域内で活動したいという地域人を育みます。
自分たちの生まれ育った地域の価値について、子どもの頃から多様な視点をもって学ぶ活動を増やします。
Uターン・Iターン支援やコミュニティーの更なる活動により、将来の東広島市を支える人を増やしたり、支え合えるための基盤づくりを行います。
- 地域コーディネータを配置しイベントやさらなる活動を斡旋する等、つながり創出と世代を跨いだコミュニティーの形成を図り、地域の拠点作りにつなげます。
- 授業や学童を通じて学生と民間企業の交流を増やし、学力以外の才能開花を促進します。
- Uターン・Iターンの促進やコミュニティーの更なる活動促進を行い、将来の東広島市を創り・支える人を増やしたり、支え合えるための基盤づくりを行います。
私たちを取り巻く環境の変化
約30年後に迎える高齢化のピークに備えて
人口が多い団塊世代が75歳以上となる2025年頃には、認知症の増加や病気を患う人がさらに増え、今よりも社会保障費が膨張するだけでなく、医療機関や介護施設が足りなくなるのではと指摘されています。
しかし約30年後の2054年にかけて高齢者の高齢化が更に進みます。
人口動態自体は変えようがないため、この先に待ち受ける課題に対して対策をしていかなければいけません。
子供たちに掛ける予算をつくるためにも経済の飛躍が必須。
地域の購買力を高めて地域で回すことによって皆の所得に!